患者
斜視があると、どう見えるの?
Doctor
視力に影響はありませんが、立体視ができず、奥行き感や3Dがわからなくなります。
斜視がある人の見え方は、大きく2つに別れます。
ものが2つに見えるパターン(複視が主な症状)
ものが2つに見えてしまう人は、右目と左目の見ている違う方向がそのまま脳に入ってくるので、ダブって見えてしまいます。このパターンの人は、大人になってから突然もしくは徐々に斜視になってきた人に多いパターンです。生まれつき斜視がある人は、このパターンにはなりません。
ものが1つに見えるパターン(3Dに見えないことが主な症状)
斜視になっていても、ものが1つに見える人がいます。この場合、脳の中で邪魔な方の目を無視しているので、片目だけでものを見ていることになります。このパターンでは、生活の上で困ることはありません。ただし、奥行き感や3Dの感覚はありません。生まれつき斜視がある人や、片方の視力がとても低い人はこのパターンになることが多いです。